香美市　不動産　アイビー不動産

不動産業界に入ったきっかけは？

京都の短大を卒業後、高知に戻りました。
自立した女性になりたいと思っていたのですが、当時は実家から通えないと就職が難しい時代でした。そこで高知に戻ったものの、実家から市内までも遠くてなかなか思うような職に就けず、市役所と県庁の臨時職員として2年ほど働いた後、知り合いに紹介されて大手建設会社に勤めることになりました。

仕事は事務職だったのですが、自分でマンションを購入したことをきっかけに不動産に興味を持ち、宅地建物取引士（旧宅地建物取引主任者）の資格を取得したんです。
主人が設計士だったこともあり、17年7ヶ月働いたところで会社を辞め、独立開業することにしました。とはいえ不動産業未経験でしたから、会社を辞めて半年ほど他の不動産会社へ修行に行き、賃貸の案内から管理業務まで一通りの仕事を覚えました。
そして開業後、設計士の主人が設計したマンションの管理から始めたんです。

当時はお客様の案内はもちろん、マンションの清掃も自分でやっていましたし、会社として軌道に乗るまで10年くらいは大変でしたね。でも実家が商売をやっていて、私はお客様の対応や人と話をするのがもともと好きでしたから、お客様に良くしてあげたいなという思いがありました。

アイビー不動産の特徴は？心がけていることは？

その方に合った物件を紹介することや、入居から退去までしっかりお世話させていただくということを心がけています。

案内する時は、例えばカーテンや冷蔵庫置き場などの寸法を気にする方も多いので、細かい所もわかりやすいように説明したり、後で確認できる図面を渡したりもします。学生さんの場合はわからないことも多いので、入居後の買い物の場所やゴミの捨て方など教えてあげることもありますね。

いいことだけでなく悪いこともちゃんと言う、というのも私のこだわりです。
場合によっては「これはやめた方がいいですよ」とお伝えすることもありますし、「あれとこれなら、こっちの方がいいですよ」といったアドバイスもします。

最近は学生さんだけでなく、コロナ禍で都会から転職して高知に来る方もいるので、遠方からのお問い合わせにも写真を見てもらえるようにしたり、詳しい資料を送ったり、お客様の要望に合わせた対応ができるよう努めています。

売買のご相談も増えているので、購入物件を探す場合でも売却の場合でも、お客様の意向に沿った対応を大事にしたいですね。

不動産業をしていて嬉しいことは？　印象に残っているエピソード

お客様にありがとうと言ってもらえて、賃貸の方がリピートしてくれたり、購入の相談に来てくれたり、ご紹介をくださったりと、人の和がつながり、広がっていくところが嬉しく、やりがいでもあります。中にはお世話をした学生さん以上にその親御さんと親しくなって、お互い行き来をするような交流が持てるのも喜びです。

とても印象に残っているのは、入学式を控えた学生さんが「ネクタイの結び方がわからない」と駆け込んできたことでしょうか。
ちょうど主人がいたので、ネクタイを結んで輪っかにしてあげて「このままかぶればいいよ」と教えてあげたのですが、あの時はとても驚きました。でもお母さんのような気持ちでお世話をした学生さんが、「結婚したので…」と奥さんを連れて挨拶に来てくれたりするので、そういうのがすごく嬉しいですね。

アイビー不動産のこれからは？

香美市は海抜が42ｍと少し高く高知市に近いこともあり、津波などを気にして移りたいという方が増えているエリアで最近は購入のご相談も多いのですが、一方で空き家になっているところもあります。
移住したいという方などに空き家バンクを通じて物件をご紹介することもあるので、私なりに考えていけたらと思っています。香美市に開業して25年（2023年現在）やってきましたので、出来る形で地域に貢献していきたいですね。

お問い合わせを検討しているお客様へのメッセージ

香美市中心に特化しているので地域の情報や取引経験を活かして、お客様それぞれに合った対応をさせていただきます。
「この辺で探している」と聞きに来てくださるだけでもいいですし、売却についても「売るも売らないもまだ決めていない」という段階で相談していただいて大丈夫です。
しっかりお話を伺って、出来るだけの対応をさせていただきますので、どんなことでもまずお気軽に相談ください。